商工会通信42号を発行しました。
伴走型小規模事業者支援推進事業の報告や各種補助金等の情報を掲載しております。
是非ご覧ください。

①セーフティネット保証
 セーフティネット保証とは、経営の安定に支障が生じている中小企業者を一般保証(最大2.8億円)とは別枠の補償の対象とする資金繰り支援制度です。
 市町村の認定を受けた後に希望の金融機関又は最寄りの信用保証協会に申し込みます。
 また、セーフティネット保証第4号の認定を受けた事業者は、「持続化補助金」申請時に加点されます。

・セーフティネット保証第4号
 幅広い業種で影響が出ている地域について、一般枠とは別枠(最大2.8億円)で借入債務の100%を保証(売上高が前年同月比▲20%以上減少等の場合)。
 3月2日に全都道府県が指定されました。

・セーフティネット保証第5号
 特に重大な影響が生じている業種について、一般枠とは別枠(最大2.8億円、4号と同枠)で借入債務の80%を保証(売上高が前年同月比▲5%以上減少等の場合)。
 3月6日に宿泊業、飲食業など40業種を追加指定し、現在192業種が対象。

②日本政策金融公庫の融資制度
・セーフティネット貸付の要件緩和
 2月14日より、「売上高が5%以上減少」といった数値要件にかかわらず、今後の影響が見込まれる事業者も含めて融資対象になっております。

・新型コロナウイルス感染症特別貸付
 新型コロナウイルス感染症による影響を受けて一時的な業況悪化した事業者が対象。当初3年間は基準金利▲0.9%となります。また、一定の基準を満たす場合には、利子補給が実施されます。

・環境衛生激変対策特別貸付
 新型コロナウイルス感染症の発生により、一時的な業況悪化から資金繰りに支障を来している旅館業、飲食店等が対象。基準金利は1.91%。ただし、振興計画の認定を受けた生活衛生同業組合の組合員の方は▲0.9%。

 ※3月13日現在の情報です。融資に関わらずコロナウイルスの影響でお困りの場合には、商工会までご相談下さい。

「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」とは、中小企業・小規模事業者等が今後複数年にわたり相次いで直面する制度変更(働き方改革や被用者保険の適用拡大、賃上げ、インボイス導入等)等に対応するため、中小企業・小規模事業者等が取り組む革新的サービス開発・試作品開発・生産プロセスの改善を行うための設備投資等を支援する制度です。

 補助率は1/2又は2/3、補助金額は100万円~1000万円。
 今年度の応募締切スケジュールは以下のとおりで、事業実施期間はそれぞれの交付決定日から10カ月以内です。

・1次 令和2年3月31日(火)
・2次 令和2年5月
・3次 令和2年8月
・4次 令和2年11月
・5次 令和3年2月
 ものづくり補助金の活用をご検討中の場合は、お早めに商工会までご相談下さい。

「小規模事業者持続化補助金」とは、小規模事業者等が、商工会の助言等を受けて経営計画を作成し、その計画に沿って地道な販路開拓等に取り組む費用の2/3 (上限50万円)を補助する制度です。販路開拓のための設備投資、看板作成、改装、HP作成等に活用できます。

 今年度の応募締切スケジュールは以下のとおりで、事業実施期間はそれぞれの締切日から約12カ月間です。

・第1回 令和2年3月31日(火)

・第2回 令和2年6月5日(金)

・第3回 令和2年10月2日(金)

・第4回 令和3年2月5日(金)

 持続化補助金の活用をご検討中の場合は、お早めに商工会までご相談下さい。

2020年2月27日
各種案内

全国商工会連合会が、全国約300の商工会の小規模事業者を対象に実施している「小規模企業景気動向調査」の令和2年1月期の調査結果を掲載します。

◎1月期概要
・産業全体:需要の停滞や新型コロナウイルスの影響で、落ち込み傾向が続く小規模企業景況
・製造業:米中貿易摩が和らぐも、新型コロナウイルスによる輸入停滞の影響を受ける製造業
・建設業:人手不足や暖冬の影響により、売上低下が目立つ建設業
・小売業:消費の停滞が続き、消費税増税の影響から未だ回復できない小売業
・サービス業:暖冬や新型コロナウイルスの影響により、売上が低下したサービス業
◎産業全体の業況DI:▲28.4
 詳細につきましては、2001レポート2001景気動向トレンドグラフ(10年推移)をご参照ください。
 ※DIとは、景気が良くなったと回答した企業から、悪くなったと回答した企業を差し引いた数値です。

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